恋の物語


「はなちゃん。」

「なあに?のぞみちゃん。」

「告白だね」

「へ?なにが?」

急にこんなことを言い出したのぞみちゃん。

どうしたんだろう。

誰が誰に告白するの?


「木本くん」

「は!なるほど!」

「うん」

「だからあたしに相談するのか!」

「…は?」

え。どうやって告白しようって相談じゃないの?

「え、どーゆーこと?」

「…うーん。はなちゃんにはまだ早かった。うん、忘れて。」

「え?あ、はい。」

そう言うとのぞみちゃんはそそくさと自分の席へ行った。

「信治、どういうことかな」

「まじで忘れて。」

そう言うとのぞみちゃん同様席へ行った。


うーん…なんなんだろ!

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