恋の物語
──キーンコーンカーンコーン
ふわぁ…
昼休みだぁ…お弁当どこで食べよう…じゃなくてね!!!
け、決して忘れた訳じゃないんだよ!
木本くん!
嘘です、ごめんなさい。
今まで忘れてました。
タッタッタッ
あたしは駆け足で体育館前まで行った。
「はぁ…っごめんね、木本くん!待った?」
ちょっと、息がきれた。
「いや、全然待ってないよ」
「それで、話ってなぁに?」
「僕ね、松本さんのことが好きなんだ。」
笑顔でさらりとそう言う木本くん。
「そうなんだ!松本さ…っえ!?
あたし!?」
あたしに告白!?違うよね!?
だからと言ってわざわざここに呼んで友達として好きだよーって馬鹿な落ちないよね!?
「うん、松本さん。」
「そ、それって、告白ってこと?」
「うん、僕と付き合ってください。」
気持ちは嬉しいけど…