君のことが大好きです。
「どうせ、なにも誰にも言ってないんだろ。」
なんでそんなことわかるの…。
「そんなこと、あなたには関係ありませんよね?」
「関係ないけど。
いつもそんな我慢して、誰にも頼らないで、なにも言わないで、それが正しいのかよ。」
確かに間違ってるかもしれない。
だけど、私は自分でこの道を選んだの。
「あなたの言う通りかもしれませんけど、そのことをあなたにいろいろ言われる筋合いないですよ。」
あなたはなにも知らないくせに。
いくら、その私を見透かすような瞳でも、私の過去なんてあなたが知ってるわけない。
「そんなのただの強がりだろ!」
「うるさい!いくら他人だからといって私になんでも言っていいわけじゃないでしょう⁉︎あなたはなにも知らないと思うけど私だってそれなりに傷つきます!」
流れていたはずの涙が、この人への怒りでとまる。