君のことが大好きです。



「そっか…。まあ、お前がそれでいいなら今はもうこれ以上言うつもりないけど。」



「そうですか。本当にありがとうございました。泣いてすいませんでした。」




そう言って出て行こうとする。




「おい。」



「なんですか?」



「3年1組、金沢 陽(カナザワ ヨウ)。陽でいいから」



「……へ?」



「俺の名前。また辛くなったら頼れよ。泣いてもいいからさ。」




そう言ってあなた…陽先輩は意地悪そうに笑った。


その笑顔で胸が高鳴ると同時に嬉しくなった。



また頼ってもいい。泣いてもいい。



そんなことができる場所をあなたがくれたのだから。


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