運命の恋は健康診断から始まる
チュッと音をたててキスした宗一郎さんがハアッとため息をついて困ったように笑った。
「かわいすぎて、本当に今すぐ押し倒したいけど。いい年してそれはまずいから、ご飯食べようか」
そう言って離れようとする宗一郎さんの服を思わず掴んで、ハッとして離す。
わ、私……何を。もっと触れてほしいと思うとか。は、恥ずかしい。
「つ、作るの手伝う」
ごまかすようにそう言って笑うけど、やっぱり宗一郎さんはごまかされてはくれない。
「歩も俺と同じって思っていいの?」
そう言われて、素直に頷く私を見て宗一郎さんが嬉しそうに笑う。
「早くご飯食べちゃおうか。今日は鍋にしようと思って」
そう言ってキッチンに向かう宗一郎さんと一緒に夕飯を作って一緒に食べて、先にお風呂に入った私はお風呂に入ってる宗一郎さんを待っている。