運命の恋は健康診断から始まる
「よろしくお願いします。主任の代わりにそのまま問診にしちゃいました。私は横川さんいて心強いです」
「私も一ノ瀬ちゃんとなら心強いよ。じゃあ、明日よろしくね」
そう言って一ノ瀬ちゃんと別れて車に乗って、家に向かって走り出す。
そういえば前に宗一郎さんに健診来るのか聞かれて行く予定じゃなかったから行かないって言ったんだっけ。
宗一郎さんの健診はもう終わったけど、白衣姿の私が見たいとか言ってくれた。
それを思い出して一人赤くなりながら運転して、信号で止まった時に熱くなった頬を撫でる。
帰ったら行くことになったって、メールしよう。
そう思いながら私は家路に着いた。