俺と元カノとストーカー
『お酒飲める人?』

『まぁボチボチ。』


少し緊張していた俺は上手く話せない。 それにしても見れば見るほど整った顔をしているし、スタイルもいい。ファッションのイベントに来ているだけあって服装も洗練されたきれい目の服装をしている。


そんな俺の視線を感じたのか、彼女はイタズラっぽく『惚れた?』とか聞いてきた。


『うん惚れた……かどうかは解らないけど、キレイな顔してるなーとは思う。』


俺は特に深い意味もなくそう言ったんだけど、彼女はそれがどうも面白かった様だ。


『ビックリした。本当に惚れたって返されたのかと思った。 あのタメには悪意があるよ君。』


少し顔を近付けながらそう言う彼女に俺は本当にドキドキしていた。
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