君を忘れる方法

｢奈々美！私決めた！｣


｢え？いきなりなに？笑｣


｢私ね？遥希を忘れることにする。｣


｢え？いいの？遥希の事好きなのに？｣


｢うん。好きだから諦めなきゃいけないこともあると思うんだ。だから、私たちが付き合ってたことも、知り合いだったこともなし！１から友達としてスタートする。｣


｢そっか！それでまた惚れさせなよ！笑｣


｢うん！ありがとね。笑｣


｢当たり前でしょ？笑｣


｢おーい！何ふたりでこそこそしてんの？笑｣


｢ふふっ。だいちゃんには秘密なの！｣


｢いいね、2人っていつから知り合い？｣


そんなことをきく遥希。


｢んー、中学だよ！｣


｢へーそうなんだ。中学ってさ、俺と同じ？｣


｢あー、うん。｣


｢中学同じだし、お前ら付き合｢あー！！！！｣｣


だいちゃん。余計なことを言わないで。


｢なんだよ！うるさいぞ！」


｢中学は同じだったけど、同じクラスじゃなかったからさ？覚えてないのも当然だよ！｣


｢あぁ、だから俺の事知ってたんだ？｣


｢うん！｣


納得してくれたみたいでよかった。


もし、あの時に私が付き合ってたことを言ったら...。


絶対に後悔してた。


これでいい。


ううん、これじゃないどダメなんだ。