君を忘れる方法
それぞれの道
「だいちゃ「美音。ちょっと付き合ってくんない?」」
私が話終わる前に話しかけてきた。
「え?どこに?」
「前に行けなかったカフェ。」
「あ、うん。いいよ。」
だいちゃんは感がいいから分かったのかもしれない。
ううん。わかってるんだと思う。
「んー、何にする?」
「私はオレンジ。」
「そ、じゃ俺も。」
「はい、かしこまりました。オレンジ2つですね。」
注文を終えると喋り出すだいちゃん。
「美音はいつも、100%じゃないと飲まないって言ってたのに笑」
「いいの。気が変わったの笑」
「なんだそれ!美音らしい笑」
やっぱり私たちは友達がいいのかもね。
すると、ちょうどいい時に運ばれてきたオレンジジュース。
「ん...。やっぱり100%がいい。」
「美音どーせ、これが100%かも知らないだろ!」
「ふふ。いいの笑」
「ところで、話があったんだろ?」
真剣に聞いてくれるだいちゃん。
いつもよりさらにかっこよく見える。
「うん。だいちゃんごめんね。私たち
幼なじみに戻ろう。」