君を忘れる方法
「うわ、美音の顔死んでる。」
「みんなして...クマだけで大げさすぎ笑」
「遥希もそんな顔で見ないでよ。」
今にも飛び出しそうな顔してる。
てか、あんたのせいでこんな顔になったんだからね。
って言葉をぐっとこらえていた。
「はいはい、席つけー。」
ナイスタイミング先生。
「今日はアメリカからの転入生だ。」
うちの学校どーしてこんなに転入生おおいんだよ。笑
「平川 愛羅 (ヒラカワ アイラ)です。よろしく。」
ニコッと笑う顔はどこか懐かしくて...
「私どっかで見たことあるよな...。」
「あ、遥希ー!!!!!!!」
愛羅ちゃんは遥希を見つけた途端に
抱きついていた。