sweetlove
なんだか笑えてきた。

私は声を出して思わず大笑い。

「何がそんなに面白いんだ!?俺は真面目にいってんだぞ!」と岬さんは言う。

けど、私はそんな岬さんを無視して、ダイチさんの所に行く。

「怒ってくれてありがとうございます。痛かったでしょう?心も手も…」と私は言ってニッコリ笑いかけた。

そしたら、「ああ、勝手にすまんな。つい手が出た」と申し訳なさそうに笑ってくれるダイチさん。

「いえいえ、嬉しかったですから。とりあえず手を冷やしましょ?」と私は言って冷却スプレーをかけた。

「おい、何でそっち心配すんだよ!俺のほっぺを心配しろよな!!」って岬さんは真面目に言ってる。

私はダイチさんと笑いあった。

そして、「大丈夫ですか?」と、岬さんの方に行った。

「私の彼氏は何があっても岬先輩一人ですよ?例え涼がどう想ってても。なので、自信もって私の彼氏でいてください」と私は言った。

そしたら、嬉しそうに笑って抱き締めてくれた。

「ありがとう。これからも大切にするから。ちゃんと…」と岬さんは言ってくれた。

「はぁぁ、世話の焼けるバカップルね!」と綾子さんは笑っていた。

私もつられて笑ってしまった。

そして、しばらくして、私達は家に帰ることした。

私とダイチさんとみよりと岬さんの四人で歩き始めた。

私は相変わらず、岬さんにベッタリで、手を繋いで顔を見合わせて笑ったり、見せつけるようなベタベタぶり。

二人は少し顔を赤くしてるのを見て私達はまた笑う。

『コイツら…ほんと、うぶよね…』なんて私は思った。

岬さんも思ってるのかな?

なんとか家につき、バイバイした。順路的に私の家が一番だった。

私は家につくと、色々考えた。
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