sweetlove
「あー、いや、そう言う意味じゃない…」と岬さんは言う。

「じゃあどういう意味ですか?彼女より友情を取るんですか?」私は言ってみる。

ほんとは分かってる。けど、あえて意地悪言ってみる。

「じゃあ…俺がみずきちゃん守ってあげるね?」とダイチさんは言った。

「ほんとに?」と私が言うと、舌打ちをする岬さん

「ほら、意地張ってないで素直に言いなよ!みずきちゃんの一番がいいって」とダイチさんは言った。

私は照れるだけだった。

次の日から、私達はバスケ漬けの毎日を送ることになった。

毎日暑さに苦しめられ、体内からは色んな物が奪われてる気がする。

それでも必死に食らいついて行かないと負けそうで…心と葛藤している。

みんなが休憩している間も私は一人ボールを持って館内を走りまくった。

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