意地悪王子は俺様溺愛王子⁉︎
爽やかな学園王子様
『小春っ‼︎ 行くわよ!』
『ちょ、、、ど、どこに?!』
可愛いラッピングの袋を片手に私を引っ張る雫。
私の手を引きながら雫が向かったのは、女の子が集団で集まってる所。
……この時間になると、いつも人だかりができる。
女の子より、頭一つ分ほど飛び出ている彼。
ここにいる女の子は、みんな彼目当て、らしい。
『今日もカッコいいわね……』
そう言いながら頰に手を当てて微笑む雫に私は首をかしげる。
『……雫、彼氏いなかったっけ⁇』
それも中々イケメンで溺愛している彼氏さんが。
『全く……。
馬鹿ねぇ、小春は。
彼氏とは別よ?
目の保養みたいなものよ‼︎』