意地悪王子は俺様溺愛王子⁉︎
スポーツ大会‼︎ 恋の予感⁇
来ました。当日。
スポーツ大会です!!!
この学校、学年学級ごとに体育着で分かれてるからか、色が多くて目がチカチカする。
『よっしゃっ‼︎ 3年倒すぞっ!!!』
雅には、そんなことは関係ないらしい。
男の子のように気合いを入れた雅を見て、4人で苦笑いを浮かべる。
確かに、2年の中では強かったけど、それが三年生に通用するかどうかだしね。
『まぁ、最初は男子からでしょ??
ほら、雫のためにもいこ?』
桜がそう言って向かったのは、ギャラリーの椅子があるところ。
……ベストポジションじゃん。
第一試合目が男子で、男子の第二試合目と同時に、反対側のコートで女子の第一試合が始まる感じになっている。
因みに、私達はこの試合が終わった後。
つまり、女子の第一試合目なんだよね。
それと、まぁ雫のためっていうのは、1番初めの試合のチームに澪雄君が居るから。
『ホラッ、応援しないの?』
雫を肘でつつくと、顔を赤くしながら頑張れと言った雫をみんなでいじる。