おにいちゃんの友達
しばらくして、ドリンクを抱えた母が戻ってきた。
3人でドリンクを飲みながら、って正確には飲んでたのは母と私だけだけど、昨日お兄ちゃんが大変だったことを話しした。
あゆみおばちゃんも、まさか学校を休んでるなんて思いもしなかったからとても驚いていた。
そして、「よほど悩んでたのね。」
と小さくつぶやいた。
おばちゃんの疲れてきた表情に気づいた母は、おばちゃんの着がえとタオルを戸棚にしまって、
「お姉ちゃんも疲れたでしょ。そろそろ帰るわね。」
と言った。
「ユイカもシュンタも、また何か心配なことあったらいつでもおばちゃんのところへ来てちょうだい。」
「うん。ありがとう。」
私はおばちゃんに言った。
「え?何の話?」
母は、笑いながら2人の間に入ってきた。
「内緒。ねー、ユイカ。」
おばちゃんは、茶目っ気たっぷりな顔で私の方を見た。
私も「ねー。」って言いながらおばちゃんの顔に自分の顔を近づけた。
早く元気になってもらわなくちゃ。
まだまだいっぱい相談したいことあるんだから。
また近いうちに来るねと言って、母と部屋を出た。
扉を閉めながら、子犬のモールが楽しげに揺れているのが見えた。
3人でドリンクを飲みながら、って正確には飲んでたのは母と私だけだけど、昨日お兄ちゃんが大変だったことを話しした。
あゆみおばちゃんも、まさか学校を休んでるなんて思いもしなかったからとても驚いていた。
そして、「よほど悩んでたのね。」
と小さくつぶやいた。
おばちゃんの疲れてきた表情に気づいた母は、おばちゃんの着がえとタオルを戸棚にしまって、
「お姉ちゃんも疲れたでしょ。そろそろ帰るわね。」
と言った。
「ユイカもシュンタも、また何か心配なことあったらいつでもおばちゃんのところへ来てちょうだい。」
「うん。ありがとう。」
私はおばちゃんに言った。
「え?何の話?」
母は、笑いながら2人の間に入ってきた。
「内緒。ねー、ユイカ。」
おばちゃんは、茶目っ気たっぷりな顔で私の方を見た。
私も「ねー。」って言いながらおばちゃんの顔に自分の顔を近づけた。
早く元気になってもらわなくちゃ。
まだまだいっぱい相談したいことあるんだから。
また近いうちに来るねと言って、母と部屋を出た。
扉を閉めながら、子犬のモールが楽しげに揺れているのが見えた。