おにいちゃんの友達
「おはよー!ユイカ。」
学校に一番乗りしていた私の肩を叩いたのはマドカだった。
「今日はよろしくね。マドカ。」
「うん!私も、最高潮にはりきっちゃうよー。」
応援団実行委員メンバーは、他の学生よりも1時間ほど早く集合をかけていた。
グランドに色々と準備しなければならないのと、あと、諸々の段取りを確認するために。
これも、ハルトの指示があったから慌てず済んだ。
メンバー達が全員そろったのを確認する。
少し緊張しながら咳払いした。
「あのー。今日は委員長の山崎くんが体調不良のため急遽欠席になりました。」
そう言った途端、メンバー達の不安のざわめきが聞こえてきた。
そのざわめきで一瞬自分を見失いかける。
すぐ横についてくれてたマドカが私の背中をポンポンと叩いた。
「なので、今日は副委員長の私、河野が代行でやらせてもらいます。一応、段取りは山崎くんから預かってますので、今から再度皆にも確認します。」
ドキドキしながら、ハルトの作ってくれた段取りメモを読み上げた。
全員分の役割分担。
タイムスケジュール。
それぞれのパートリーダーへの申し送り。
完璧だった。
読み上げながら、そばにハルトがいるような錯覚に陥る。
そして、だんだんと自分の緊張も落ち着いてきていた。
メンバー達もその内容を確認して安心したのか、最初のざわつきもいつのまにか治まっていた。
「今日はよろしくお願いします!」
自分でも驚くほど大きな声で言っていた。
「よろしくお願いします!」
メンバー達も私の勢いに圧倒されたのか、呼応するかのように言った。
マドカと顔を見合わせる。
マドカの顔は心なしか上気していた。
そして笑顔で私に頷いた。
その後、皆手際よく準備をして、各教室に戻って行った。
学校に一番乗りしていた私の肩を叩いたのはマドカだった。
「今日はよろしくね。マドカ。」
「うん!私も、最高潮にはりきっちゃうよー。」
応援団実行委員メンバーは、他の学生よりも1時間ほど早く集合をかけていた。
グランドに色々と準備しなければならないのと、あと、諸々の段取りを確認するために。
これも、ハルトの指示があったから慌てず済んだ。
メンバー達が全員そろったのを確認する。
少し緊張しながら咳払いした。
「あのー。今日は委員長の山崎くんが体調不良のため急遽欠席になりました。」
そう言った途端、メンバー達の不安のざわめきが聞こえてきた。
そのざわめきで一瞬自分を見失いかける。
すぐ横についてくれてたマドカが私の背中をポンポンと叩いた。
「なので、今日は副委員長の私、河野が代行でやらせてもらいます。一応、段取りは山崎くんから預かってますので、今から再度皆にも確認します。」
ドキドキしながら、ハルトの作ってくれた段取りメモを読み上げた。
全員分の役割分担。
タイムスケジュール。
それぞれのパートリーダーへの申し送り。
完璧だった。
読み上げながら、そばにハルトがいるような錯覚に陥る。
そして、だんだんと自分の緊張も落ち着いてきていた。
メンバー達もその内容を確認して安心したのか、最初のざわつきもいつのまにか治まっていた。
「今日はよろしくお願いします!」
自分でも驚くほど大きな声で言っていた。
「よろしくお願いします!」
メンバー達も私の勢いに圧倒されたのか、呼応するかのように言った。
マドカと顔を見合わせる。
マドカの顔は心なしか上気していた。
そして笑顔で私に頷いた。
その後、皆手際よく準備をして、各教室に戻って行った。