キスラバーズ
照れを隠しながら教室に戻り、席に着く
なぜかみんなの視線が刺さるような気がする
ふと新をみやると…彼はにこやかに笑っていた
その笑顔、怖いって
とか思ってる割に顔赤いけどね
彼が口パクで何かを言っていた
「なに赤くなってんだよ。」
私も口パクで答える
「あんたのせいよ!」
プイッとそっぽを向く
それがいけなかった
授業終がわり、お昼休みになった途端、私の元に成宮君が来た
「如月さん、屋上に来てくんない?」
「うん?いいよ?」
でも、なんで?
私は恐る恐る屋上へ向かった
真ん中あたりに成宮君が立っていた
「ねぇ君さ、水菜と付き合ってるって本当?」
「うん、そうだけど?」
なによ、それを言う為にわざわざ呼んだわけ?
「あいつと別れて俺と付き合わない?」
…は?
一瞬フリーズする私
「え?なんで?」
「なんか、お前があいつと笑い合ってるの見るとさ、イラつくっていうかさ。水菜が羨ましかったんだよね。」
顔は笑ってるのに目が笑っていなかった
怖い、助けて、新!
とうとうドアまで追い詰められる私
ガチャ!ガチャガチャ!
っ!開かない!
「壊したんだ、二人きりになる為にね。」
本気かこの人!
「何でそこまでするの?」
ただ気になって聞いただけ
「欲しいから、奪うだけ。」
平然と答える
逃げようと彼の横へ走る
パシッ
腕を掴まれ、また引き込まれた
「いや!やめて!」
私の抵抗も空しく、彼は私の唇を奪った
涙が頬を伝って落ちていく
「うっ…ひっく…なんで?どうして?」
私はなきじゃくり、彼を見る
その時
バキャッ
ドアが反対側に開く
「ごめん、壊れたみたいだ。あっれぇ?転校生の成宮君じゃん、人の彼女になにしたのかなあ?」
声は穏やかだったが、明らかに殺気立っていた
「あ、食っちゃった☆付き合ってるなんて知らなかったしさー。」
バキッ
新が彼を殴る
「いってぇな…」
「人の物に手ぇ出した罰だよ。今後一切ここに近づくな!」
新が成宮君を屋上から追い出す
「…ここ、大丈夫か?ごめんな、あのドア固くってなかなか開かなかったんだ。」
まだ私は泣いていた
ぎゅっ
私は震えながら新に抱き付いた
「怖かったよ、あらたぁー!…でも、グスッ助けてくれてありがとう!」
私は新を見上げて微笑む
「全く、お前って奴は。何処まで俺を好きにさせれば気がすむんだよ!」
真っ赤っかになった彼は可愛くて、私まで真っ赤っかになってしまった
「そんな顔しないの!」
彼は私に優しくキスをした、前みたいな軽く触れるキスではなく、深くキスをしてくれた
「これくらいしとけば、いい消毒になっただろう。」
終わる頃には私はトロンとしていた
「ふぇ?あらた、なんて言ったの?」
「もう余計な虫がつかないようにおまじないしてやんよ。」
するっと首筋に手をやる新
くすぐったくて、変な声が出てしまう
「んんっ!ひぁっ!」
顔を耳元に近づけ、囁きかける新
「ここ、エロいな。」
囁くついでなのか彼は私の首にキスマークを付けた
「俺の物って記し付けなきゃね。これ以上俺を嫉妬させないで?なにするかわかんないよ?」
怪しく光る眼光がまた妖艶に思えた
なぜかみんなの視線が刺さるような気がする
ふと新をみやると…彼はにこやかに笑っていた
その笑顔、怖いって
とか思ってる割に顔赤いけどね
彼が口パクで何かを言っていた
「なに赤くなってんだよ。」
私も口パクで答える
「あんたのせいよ!」
プイッとそっぽを向く
それがいけなかった
授業終がわり、お昼休みになった途端、私の元に成宮君が来た
「如月さん、屋上に来てくんない?」
「うん?いいよ?」
でも、なんで?
私は恐る恐る屋上へ向かった
真ん中あたりに成宮君が立っていた
「ねぇ君さ、水菜と付き合ってるって本当?」
「うん、そうだけど?」
なによ、それを言う為にわざわざ呼んだわけ?
「あいつと別れて俺と付き合わない?」
…は?
一瞬フリーズする私
「え?なんで?」
「なんか、お前があいつと笑い合ってるの見るとさ、イラつくっていうかさ。水菜が羨ましかったんだよね。」
顔は笑ってるのに目が笑っていなかった
怖い、助けて、新!
とうとうドアまで追い詰められる私
ガチャ!ガチャガチャ!
っ!開かない!
「壊したんだ、二人きりになる為にね。」
本気かこの人!
「何でそこまでするの?」
ただ気になって聞いただけ
「欲しいから、奪うだけ。」
平然と答える
逃げようと彼の横へ走る
パシッ
腕を掴まれ、また引き込まれた
「いや!やめて!」
私の抵抗も空しく、彼は私の唇を奪った
涙が頬を伝って落ちていく
「うっ…ひっく…なんで?どうして?」
私はなきじゃくり、彼を見る
その時
バキャッ
ドアが反対側に開く
「ごめん、壊れたみたいだ。あっれぇ?転校生の成宮君じゃん、人の彼女になにしたのかなあ?」
声は穏やかだったが、明らかに殺気立っていた
「あ、食っちゃった☆付き合ってるなんて知らなかったしさー。」
バキッ
新が彼を殴る
「いってぇな…」
「人の物に手ぇ出した罰だよ。今後一切ここに近づくな!」
新が成宮君を屋上から追い出す
「…ここ、大丈夫か?ごめんな、あのドア固くってなかなか開かなかったんだ。」
まだ私は泣いていた
ぎゅっ
私は震えながら新に抱き付いた
「怖かったよ、あらたぁー!…でも、グスッ助けてくれてありがとう!」
私は新を見上げて微笑む
「全く、お前って奴は。何処まで俺を好きにさせれば気がすむんだよ!」
真っ赤っかになった彼は可愛くて、私まで真っ赤っかになってしまった
「そんな顔しないの!」
彼は私に優しくキスをした、前みたいな軽く触れるキスではなく、深くキスをしてくれた
「これくらいしとけば、いい消毒になっただろう。」
終わる頃には私はトロンとしていた
「ふぇ?あらた、なんて言ったの?」
「もう余計な虫がつかないようにおまじないしてやんよ。」
するっと首筋に手をやる新
くすぐったくて、変な声が出てしまう
「んんっ!ひぁっ!」
顔を耳元に近づけ、囁きかける新
「ここ、エロいな。」
囁くついでなのか彼は私の首にキスマークを付けた
「俺の物って記し付けなきゃね。これ以上俺を嫉妬させないで?なにするかわかんないよ?」
怪しく光る眼光がまた妖艶に思えた