キスラバーズ
朝だ、起きなきゃ…今日は新の分もお弁当作らないと
お弁当箱は…重箱しかない…仕方ないか、新大食いだし
いつもより腕によりをかけ、美味しく作り上げた…つもり
喜んでくれるかな?
いつも通りの時間に間に合った、美希ちゃんが来る時間
「ここー?行くよー?」
「待ってー!美希ちゃん!今行く!」
バタバタと玄関に向かう
「お待たせ!お弁当作ってて。」
「ここはいい嫁になるねぇー。水菜君が居なかったら私がもらうわぁー。」
冗談を笑い飛ばしながら学校へ向かった
「じゃあ、また放課後ねー!」
美希ちゃんに手を振って教室に入る
「…ん、ここ?おはよう。」
気配を察したのか、新が起きる
「新、お弁当作ったから。ほら、起きなよ!」
ガバッと起き上がる新
「本当?」
目を輝かせる新
「ほら、作ったから。」
持ってきた重箱を机に置く
「おぉ!俺が大食いだから、こんなに作ってくれたの?」
「…うん。新が喜ぶかなって…」
「ありがとう!お昼楽しみにしてる!」
新は子供のように無邪気な笑顔を見せた
「頑張って作ったけど…美味しくなかったらごめんね?」
「いつも美味そうだなって思って見てたから、絶対美味いって!」
「お弁当作ってくれって言ってくれたらもっと早く作ってあげたのに…」
私は呟くように言った
「ん?何?」
「なんでもない、風邪かな…元気でないの。」
「大丈夫?」
「うん、大丈夫…心配しないで。」
こんなことで新に心配して欲しくない…呆れられたくない
新が立ち上がり、抱きしめる
みんな見てるから!恥ずかしいって!
「ここが楽になるなら、風邪うつしていいから。」
「それじゃ、新が大変になるじゃない!自分の心配もしてよ…」
新はいつも私の心配ばかりする
「ここ、いつも無茶するし…鈍感だから心配するよ。」
「…授業始まるから、離して。多分風邪じゃなくて、いろいろありすぎて疲れてるの。」
新は好き、でも…なんかモヤモヤしてるっていうか
すっきりしない
お弁当箱は…重箱しかない…仕方ないか、新大食いだし
いつもより腕によりをかけ、美味しく作り上げた…つもり
喜んでくれるかな?
いつも通りの時間に間に合った、美希ちゃんが来る時間
「ここー?行くよー?」
「待ってー!美希ちゃん!今行く!」
バタバタと玄関に向かう
「お待たせ!お弁当作ってて。」
「ここはいい嫁になるねぇー。水菜君が居なかったら私がもらうわぁー。」
冗談を笑い飛ばしながら学校へ向かった
「じゃあ、また放課後ねー!」
美希ちゃんに手を振って教室に入る
「…ん、ここ?おはよう。」
気配を察したのか、新が起きる
「新、お弁当作ったから。ほら、起きなよ!」
ガバッと起き上がる新
「本当?」
目を輝かせる新
「ほら、作ったから。」
持ってきた重箱を机に置く
「おぉ!俺が大食いだから、こんなに作ってくれたの?」
「…うん。新が喜ぶかなって…」
「ありがとう!お昼楽しみにしてる!」
新は子供のように無邪気な笑顔を見せた
「頑張って作ったけど…美味しくなかったらごめんね?」
「いつも美味そうだなって思って見てたから、絶対美味いって!」
「お弁当作ってくれって言ってくれたらもっと早く作ってあげたのに…」
私は呟くように言った
「ん?何?」
「なんでもない、風邪かな…元気でないの。」
「大丈夫?」
「うん、大丈夫…心配しないで。」
こんなことで新に心配して欲しくない…呆れられたくない
新が立ち上がり、抱きしめる
みんな見てるから!恥ずかしいって!
「ここが楽になるなら、風邪うつしていいから。」
「それじゃ、新が大変になるじゃない!自分の心配もしてよ…」
新はいつも私の心配ばかりする
「ここ、いつも無茶するし…鈍感だから心配するよ。」
「…授業始まるから、離して。多分風邪じゃなくて、いろいろありすぎて疲れてるの。」
新は好き、でも…なんかモヤモヤしてるっていうか
すっきりしない