Pioneerーあなたは私のパイオニアー
「えっと…8人…です…」
「ふーんそっか8に…はああああああっ!?」
こいつ…俗に言うチャラ男か?!
「3年くらい前まで、女遊び?してたから…。でも、それ以来誰とも付き合ってないよ。4月からずっと、美月だけを想い続けてたし…」
「言い訳しないでよ、しかも最後の方は照れる…」
というか、元遊び人かよ、教師のくせに。
「で、今の話は全部本当?」
「本当です」
ちょっと、いや、かなりこの先が心配だ…。
「私への愛を誓えますか?」
「はい、誓います」
「ならよろしい」
なんか結婚式みたいになったけど、まぁいいのだ。
「ねぇ、美月俺にだけきっかけ言わせるつもり?」
「…というと?」
嫌な予感しかしない。
「美月はどうして俺と付き合うことにした?」
来ました…いや、予想はしてたけど。
「…長くなるよ?」
「別にいいけど、俺は。てか聞きたいんだ」
そんなに言うなら、話すしかない…。
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