Pioneerーあなたは私のパイオニアー
「ほい、着いた。降りて」
「う、うん」
何が起こるのか、やっぱり武志の心は読めない…。
「とりあえず飯食おう」
「そうだね…」
え、ヤバい、本当に機嫌が悪いなこいつ…。
もう、どうすればいいの~っ!?

ほとんど無言のまま、夕食を食べ終わった。
「美月、先に風呂入って」
「うん…って!!私をこのまま泊める気?」
「別にいいだろ…」
何か言いたげな武志だったが、とりあえず放置して、私はお風呂へと向かった。
…ほんと、どうしたんだろう?
疑問を抱きつつ、風呂場の扉を開いた。
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