Pioneerーあなたは私のパイオニアー
早速シャワーを浴びてみると、丁度良い温度に感動すらしてしまった。
じゃあ、湯船もこんな感じかな…?そっと足を入れると、予想通りで再び感動した。
そのまま全身を浸ける。温かい…!
「ん~…何かしたっけ、私。…あ」
温かさに癒されながら、私の罪(?)を思い出していた。すると、どうにも思い当たることがある。

『ないわ~。ちょっと無理』
『だって、荒木先生とか恋愛的にはタイプじゃないし~』

…これか。
私、全然本気じゃないんだけど。いや、それを彼も知ってるはず…。
まさか、知っててこんなに色々やってるの!?

はーっ、ドSな奴だわ。
完全理系の数学バカは、ドSな変態でもあったのね。
少し、いやかなり呆れながらお風呂から上がった。
< 46 / 59 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop