熱恋~やさしい海は熱砂の彼方~
第7話「重なりつつある想い」
いつもならダラダラとテレビを見ながら晩ごはんを食べて、おフロから上がっても、またダラダラとテレビを見ているあたしが、今夜は晩ごはんも、おフロも急いですませて、さっさと自分の部屋に戻っていた。
航平くんからの宿題があったからだ。もちろん学校の夏休みの宿題は後回し。
「ドキドキもんの初メールぅ♪♪」
彼とアド交換をしたあたしは、その日のうちに早速、『ケータイ小説大賞』のために準備していた自信作の1シーンをメールにして送信してみたのだ。
だけど―――――
自分の小説を他人に読ませるのは今回がはじめてで、読んだ彼からどんな反応が返ってくるか不安で不安で仕方がなかった。
だから早く返事が欲しいような…、逆にずっと返事をもらいたくないような…、ちょうどテストの結果を待っているときみたいな気持ちになっていた。
それにしても―――――
返事が遅い。
別に何時頃メールするとは言っていないし、彼がなんかの用事をしていたんだとしたらスグに返事ができないのも分かる。
でも遅い。
航平くんからの宿題があったからだ。もちろん学校の夏休みの宿題は後回し。
「ドキドキもんの初メールぅ♪♪」
彼とアド交換をしたあたしは、その日のうちに早速、『ケータイ小説大賞』のために準備していた自信作の1シーンをメールにして送信してみたのだ。
だけど―――――
自分の小説を他人に読ませるのは今回がはじめてで、読んだ彼からどんな反応が返ってくるか不安で不安で仕方がなかった。
だから早く返事が欲しいような…、逆にずっと返事をもらいたくないような…、ちょうどテストの結果を待っているときみたいな気持ちになっていた。
それにしても―――――
返事が遅い。
別に何時頃メールするとは言っていないし、彼がなんかの用事をしていたんだとしたらスグに返事ができないのも分かる。
でも遅い。