特別なのは私だけ
「アヤー課題どこでするー??」
放課後になってすぐにマミちゃんが聞いてきた。

「うちでする??」

「する!おかしかってからいこっか?」
なぜかテンションの高いマミちゃん

「OK!んじゃ帰ろうか??」

途中で買い物して私の家にむかう。
話に夢中で課題が遅くなっていつのまにか外が真っ暗になっていた。

「うわっもーこんな時間!帰らないと!」
マミちゃんがあわてて帰り支度をする。

「本当。マミちゃん駅まで送るよ!」
私も立ち上がる

「え?いいよ?近いし!」

「いいの!マミちゃんとまだいたいし!」

「かわいいやつめ」
マミちゃんが笑いながらいう。
「じゃあお願い」

二人で駅まで歩いてるときに
「アヤ、あんまりききたくなかったけど…シンくんの事大丈夫?」
急にマミちゃんが真剣な顔になる。
きっと今日ずっと気を使ってくれていたんだと思う。

「ごめんねマミちゃん、ありがとう…でもねシンくんの事ちゃんと諦めるって決めたんだ。ってか、今までちゃんと現実見てなかっただけなんだよ。」
泣きそうになりながらマミちゃんにいう。

「そっか。うん。アヤが決めたなら応援しなきゃね!でも何かあったら言ってね?話くらい聞けるし。」

「マミちゃん本当ありがとう。大好き」

「知ってる。」
照れたようにマミちゃんがいう。
そんな話をしているといつのまにか駅に着いてしまった。

「んじゃアヤまた明日ね」
そーいってマミちゃんはホームの方に走っていった。
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