▼私の覚悟、そして未来
6. 手紙





心にぽっかり穴が開き、ただただ

ぼーっとしている日々が続いた。





それでも

昼は普通に学校は行ってたし

夜はラウンジのバイトに行き

適当に笑って、過ごして、

周りに心配をかけるようなことは

なかったと思う...........





気が付けば誓瞳が逮捕されて、

1週間が経っていた。





まだ一週間か...............



夕方学校から家に帰りポストを開けると

見なれない1通の封筒が入っていた。






差出人は、

「黒川 蓮」






わ............



蓮だ.............



何だろう...........





すぐに部屋に戻り中をあけると

便箋の一行目には、

「蓮の絵里奈へ」と書かれている。




ぷっ.....................

思わず笑ってしまった。





中身が全くないような毎日を送っていた

私は笑ったのが久しぶりだった。







ってか

蓮の絵里奈って何やねん。笑




こんなふうに

つっこむ心の余裕もあった。






でも、素直に嬉しかった。




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