▼私の覚悟、そして未来
7. 審判
審判当日、
私は朝からそわそわしていた。
性格上、
人に心配されるのを苦手とする私は
誰にも気づかれないように平然を装い、
学校の授業を受けていた。
内心は、ドキドキが止まらない。
「ほんま、無理やわ.............」
お昼すぎに私の携帯に1本の着信。
弁護士斉藤さんからだった。
「...やばい、来た........」
しかし、学校の授業真っ最中。
出たい気持ちを押し殺すことができず
まだ心の準備が備わっていなかったが
すぐに教室を出て私からかけ直した。
「プルルルルルルルル」
手が震える。
「プツッ」
「あっもしもし.......
蓮は、どうなりましたか?」
私の頭の中は、
挨拶より先に蓮だった。
完全に冷静さを失っていた。
結果は、少年院送致。
期間は、1年……………