私と彼の関係~彼side~


その日を境に、僕は勉強を1日4時間に決めて、朝と夜の走り込みは、朝だけにして、縄跳びはそのまま続行にした。



残りの時間は、ひらすら遊びに行き、バイトをする事に決めた。


遊び仲間を作る為に、兄の友達の弟やら、兄の後輩に片っ端から声をかけていった。



そのおかげで、中学の友達とは疎遠になるし(まあ、覚悟の上だったけど)、変な噂をたてられて学校の先生から心配というか…よくわからない説教をいただくわで大変だった。




そのストレスが全て勉強にぶつけられていたので、中学最後のテストは開始30分で全ての教科の問題を解き終わってしまった。



うん、学校の先生からのお言葉がいけなかったんだ。"お前は馬鹿な学校に行って、ろくでもない人間になるのか"と言われたのがどうしても許せなかった。



ふざけてると思う。






馬鹿な学校に行った人間がみんなろくでもない人間だと言うのは大間違いだ。




ろくでもない人間というのは、人を見下して嘲笑う奴の事だ。



どうしても許せなかった…いや、自分の親や兄を侮辱されている事に僕はどうしても許せなかった。







< 8 / 18 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop