だって、友達だから。
ある日、ミュラちゃんが欠席だった。

また、恐怖がもどってきた。

「おい由香里!死ねよ!」

もう、ランドセルをきたなくしたり、ケータイを壊したりはしなかったけど、その分、暴言を吐かれた。


辛かった。

だけど、我慢した。

だって、このことをミュラちゃんに言いつけても、その証拠はないわけだし、逆に、ミュラちゃんに、嘘つきとして見られてしまうかもしれないから・・・。

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