だって、友達だから。
愕然とした。

悔しかった。

下唇を噛み締める私を、いじめっ子たちはにやにやしながら見ていた。


それから、私はやられっぱなしだった。

さすがに前程ではなかったけど、殴られたり、暴言を吐かれたりは、しょっちゅうだった。


「お前なんて、ミュラがいたから、助けてやったんだよ。クズが!死ねよ!」


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