だって、友達だから。
「早くっ!」

躊躇っている私をいじめっ子は蹴り飛ばした。


「ごめんなさい」

ゆっくりと頭を下げる。

膝を床につけ、地面に頭をつける。

いじめっ子たちはニヤリと口をあげた。

「いいよ。許してあげる」

許す?私は何も・・・。

「今日放課後、来てね。用具室。手ぶらで。体操着で」


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