花咲く感情
episode1
入学式が終わり、各々教室に戻っていく。
私も戻ろうと思い、廊下を進んでいく。
と、不意に後ろから声がかかった。
「あれ?もしかして日比野?」
声をかけてきたのは黒髪で長身の男子だった。
「そうだけど・・・。」
表情には出さないが、私は内心困惑していた。
この人・・・、なんで私の名前知ってるんだろ?
どっかで会ったけ?
いろいろ思い出そうとしていると、相手が話し始めた。
「あ、やっぱりかぁ。雰囲気違ったから、別人かと思っちゃったよ。
俺の事覚えてない?小学校で同級生だった蓮、和泉 蓮(わいずみ れん)。」
「・・・・・・ごめん、全然覚えてない。」
私は本当に覚えていなかったので、素直に謝る。
「まあ、だよな。俺小4で転校したし・・・。
まあ、同じクラスみたいだし、これから仲良くしてよ。」
そう言うと、和泉くんは他の男子と教室に向かっていった。
和泉 蓮・・・。
少し思い出した。
私がいじめられる前、クラスで人気者だった男子。
そっか、和泉くんは明るかった頃の私を知っているんだ・・・。
『雰囲気違ったからーーー』
いじめられる前の私ってどんなだったのかな?
そんなことを考えながら私は教室に向かった。
私も戻ろうと思い、廊下を進んでいく。
と、不意に後ろから声がかかった。
「あれ?もしかして日比野?」
声をかけてきたのは黒髪で長身の男子だった。
「そうだけど・・・。」
表情には出さないが、私は内心困惑していた。
この人・・・、なんで私の名前知ってるんだろ?
どっかで会ったけ?
いろいろ思い出そうとしていると、相手が話し始めた。
「あ、やっぱりかぁ。雰囲気違ったから、別人かと思っちゃったよ。
俺の事覚えてない?小学校で同級生だった蓮、和泉 蓮(わいずみ れん)。」
「・・・・・・ごめん、全然覚えてない。」
私は本当に覚えていなかったので、素直に謝る。
「まあ、だよな。俺小4で転校したし・・・。
まあ、同じクラスみたいだし、これから仲良くしてよ。」
そう言うと、和泉くんは他の男子と教室に向かっていった。
和泉 蓮・・・。
少し思い出した。
私がいじめられる前、クラスで人気者だった男子。
そっか、和泉くんは明るかった頃の私を知っているんだ・・・。
『雰囲気違ったからーーー』
いじめられる前の私ってどんなだったのかな?
そんなことを考えながら私は教室に向かった。