君に捧ぐ、一枝の桜花
「おい!!」
ナースステーションに居た人々と廊下にいた患者までもがその大きな声に動きを止めた。
「・・・」
吉野の近くにいた看護師は神経が太いらしく、吉野の直衣姿で素足と現代離れした姿に躊躇いながらも声を掛けてきた。
「どうしたのですか?」
「明が発作で倒れた。早く病室へ行け!」
「・・・アキ?嗚呼!明くん!?」
看護師が振り返ると、会話を聞いていた看護師と医師が対応するため、動き出す。
「それで、貴方は・・・・・・・って、いない」
振り返った先にはもう、誰も居なかった。
ナースステーションに居た人々と廊下にいた患者までもがその大きな声に動きを止めた。
「・・・」
吉野の近くにいた看護師は神経が太いらしく、吉野の直衣姿で素足と現代離れした姿に躊躇いながらも声を掛けてきた。
「どうしたのですか?」
「明が発作で倒れた。早く病室へ行け!」
「・・・アキ?嗚呼!明くん!?」
看護師が振り返ると、会話を聞いていた看護師と医師が対応するため、動き出す。
「それで、貴方は・・・・・・・って、いない」
振り返った先にはもう、誰も居なかった。