ケンショウ学級




僕らは知るのが遅すぎる。


シャボン玉は球状に形成された瞬間から消えいくことが確かに決まっているのに、いつまでも続くのではなんて


そんな幻想を抱く様に。



平凡でありふれていて、ちょっとつまんないななんて思うことのある日常が。


実はこれ以上なく

「幸福でありきたりな日常」だったのだということに。





ただ、僕らがそのことに気付いたな時にはもう何もかもが遅かったんだ。






< 229 / 235 >

この作品をシェア

pagetop