追いかける系女子

思ってたより早くきた放課後。



掃除もせずに夏希と学校から飛び出る。



「今日も相澤さん来てくれるかな?」



「あの人、あんたがお気に入りだもんね」



「でも、夏希は三井さんに気に入られてるじゃん!若くてイケメンで素敵だよね」



「ほんとにね」



学校の近くのトイレで制服から私服に着替えメイクをする。



そのままバスで繁華街まで行くんだ。



そこに、あたしたちのバイト先がある。



「こんにちは!」



「お、奈々ちゃん、夏ちゃん!」



「店長!もう入っていいですか?」



「全然いいよ!2人が入ってきてくれてから、店の売り上げ急上昇だよ!」



「またまたぁ!」




3人で笑い合いながら、準備室に入る。



店長はその奥にある、店長専用部屋まで行ってしまった。
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