━愛のカタチ━


「あの〜・・・」


「・・・?はい」


「すいません、この高校の二年に岡田隼人って居ると思うんですけど、クラスって分かりますか???」


「岡田隼人?うち二年だけど、聞いた事ないよ?」


「そうですか・・・・、すいません。ありがとうございました。」


(ここもバツ・・・・・)


手帳に記された高校の名前に、またバツをつける。


バツばっか。


三年になってから続けてる、
高校探し(笑)


―岡田隼人・・・・


小学校の時、二個上の先輩だった。


バスケが上手くて。
毎日、毎日、昼休みになればバスケしてた。


身長は小さい方なんだけど、
誰よりも高く跳んでた。


そのジャンプが綺麗すぎて。


格好良すぎて。


見始めたのが始まりだった。


見れば見る程、


好きになって。


好きになりすぎて。


でも、隼人君が私の事を知っているのか。・・・すら分からなかった。


当たり前のように終わる予定だった恋。


近付く事すら期待しなかった。


見てるだけの恋。


そんな言葉がぴったりと当て嵌まるような恋。


・・・・・の、はずだった。
< 2 / 2 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

LoveStory…?

総文字数/8,074

恋愛(その他)16ページ

表紙を見る
世界で一番最低で最悪で悲しい恋-sadlove-

総文字数/9,592

恋愛(その他)20ページ

表紙を見る
芸能人とスキャンダル!?―ありえない恋―

総文字数/140,199

恋愛(その他)304ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop