夜明けの恋人。
「…その人ね、東雲泰介さんっていう人で、
これを…預かったの。息子に渡してくれって…」
「…んな」
え?
東雲…?
「ざけんなっ!!」
自分の身体がビクッとしたのを感じた
「東雲…」
「あ…わりぃ…
夜見は何も悪くねぇのに…俺、情けねぇな」
ははって自嘲的に笑う東雲は
まるで消えてしまうかのように何かが抜けていた
「…夜見、あいつが起こした事故のせいで苦しんだよな…ほんと、ごめんな…」
ねぇ、東雲
今、どんな顔してるの?
そんなに悲しい声で、
何を抱えているの?
「東雲、違う…あたしは泰介さんに感謝してる…!」
あたしの本心。
東雲と泰介さんの間にどんな溝があったか
あたしにはわからない
もしかしたら一生わからないままかもしれない
でも、
今できるあたしなりの精一杯を伝えたいんだ
これを…預かったの。息子に渡してくれって…」
「…んな」
え?
東雲…?
「ざけんなっ!!」
自分の身体がビクッとしたのを感じた
「東雲…」
「あ…わりぃ…
夜見は何も悪くねぇのに…俺、情けねぇな」
ははって自嘲的に笑う東雲は
まるで消えてしまうかのように何かが抜けていた
「…夜見、あいつが起こした事故のせいで苦しんだよな…ほんと、ごめんな…」
ねぇ、東雲
今、どんな顔してるの?
そんなに悲しい声で、
何を抱えているの?
「東雲、違う…あたしは泰介さんに感謝してる…!」
あたしの本心。
東雲と泰介さんの間にどんな溝があったか
あたしにはわからない
もしかしたら一生わからないままかもしれない
でも、
今できるあたしなりの精一杯を伝えたいんだ