夜明けの恋人。
ガシャンーーー


フェンスに何かがあたる音がした
東雲が寄っかかったのかな?


「夜見、聞いてくれる?…俺の情けねぇ話し。」


「うん」


あたしは音のした方に近寄った


「…ありがと」


消えそうな東雲の声が耳から離れない



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