夜明けの恋人。

ただ1つ、知りたいことがある


「ねぇ、おばあちゃん。
どうして私の順番がきたの…?」


そう、
本来なら私はもっと待たなければ移植を
してもらえない


それほどまでに
移植を必要としている人がいるからだ。


「東雲泰介さん…覚えているだろう?」


「っ…!」


「あの人がねぇ、お前の視力のことを知って刑務所に入る前に色々と手をまわしてくれていたみたいなんだ…」




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