夜明けの恋人。

「素直になれって…」

笑いながら言う匡の言葉は少し震えてた


「毎日電話する。
なんかあったら飛んでいく。まじで。」


「どんだけ心配性なの。ばーか」


うそ

これも照れ隠し



「うそだよ。好き。」


ちょっとしかない勇気を出した
一生懸命な私の言葉

これが精一杯。

でも、あとほんの少しだけ

頑張る


「匡、ありがとうっ!」


心の底から出た言葉に
もれなく笑顔がついてくる
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