夜明けの恋人。

「っ…お疲れ様」



涙混じりの台詞が聞こえた。


その声は、
愛しい愛しい彼の声でー…


気づけば、
懐かしい温もりを手から感じた



「…匡?」



私はゆっくりと瞼を持ち上げた


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