夜明けの恋人。
今、東雲がどんな顔をしてるかは
わからない


でも
東雲の優しさは伝わった


だから ありがと。


「っ…!しょ、しょーがねーな!
俺が教室まで手ぇ繋いでやるよっ…
あぶねぇからな!…断じて手を繋ぎたいとかじゃ…!」

ギュッーー


東雲の手、
あったかい…

なんか
安心するな…


「ふふっ…ありがと。」


多分
今の私は自然に笑えてると思う


笑うなんて
いつぶりだろうか…

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