イジワル御曹司と花嫁契約
それにしても、プロポーズした時の胡桃のドレス姿は綺麗だった。


日本一、いや、世界一綺麗だ。


世界に胡桃の可愛さを自慢してやりたい。


 あの日以降、また俺の家で同棲することになって、ますます胡桃の可愛さは増していった。


『彰貴に相応しい女性になれるように、誰からも文句を言われない知性と教養を身に着ける』


 と言って、見た目も気をつけるようになったし、マナー教室とかにも通い出した。


あれは、止まると死ぬ魚の仲間なのか?


常に前に前に突き進んで、休むということを知らないように見える。


まあ、そういう努力家で頑張り屋なところも好きなんだが。


というか、全部好きだ。


知れば知るほど好きだ。


全て受け入れられる。
 
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