INFINITY〜貴方がくれた意味〜
教室で
「元気にしていたみたいで安心しました。」
沈黙しながら教室に向かっていた時、
秋さんが話し始めた。
「元気か……。なんの意味もなく生きていてただけだよ。」
私はこう答えるしかない、なぜなら私は罪を犯してしまっているからだ。今は誰にも言いたくないある事件。
「そんなに思いつめないでください。僕や一樹だっているんですからいつでも相談してくださいね。」
「うん、ありがと」
話している間に新しい教室についた。
私は呼ばれるまで入ってはいけないみたい。
とりあえずおとなしく待っていよう。
「では待っていてくださいね。」
扉を開けた瞬間。
凄まじい声が聞こえた。
「ギャハハハハ」
「お前まじやべぇー」
「○×△□✩!!!!!」
バァンッッ!!!!!!
「お前らうるせーよ。先公がしたら大人くしろってゆってんだろうがボケ!なんべんもゆわせんじゃねーよ!」
あー。
秋さん怒らせちゃったー……。
あの人普段は優しいんだけど怒らせると、般若が見えちゃうくらい怖いんだよね。
怒らせたら後悔するタイプ。
そしてこの状態で教室に入りたくないんすけど。
「今日は転校生が来ている。入れ。」
ガラっ
「一ノ瀬 蓮です。よろしくお願いします」
…………。
「めっちゃ女みたいだなお前」
「小学生がこんなとこきちゃダメでちゅよー。」
あー、むかつく黙っていれば言いたい放題!
ダメダメダメ。地味男を演じなきゃ!
「……。よろしくお願いします。」
「一ノ瀬の席は一番後ろの窓側な!そんじゃあ解散!」