精一杯の『スキ』を君に
急いで病院に連絡した時には伊月はもう息をしていなくて

駆け付けた伊月の両親は私を見るなり

なぜか抱き締めた



「あなたが...あなたが、如月桜音ちゃんなの...よね?」

「はい...」

「あなたと両想いになりたいって最近の優太の口癖だった。」



伊月のお母さんの言葉を聞いて

私の本音と涙が堰を切ったように溢れ出した

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