すきすきちゅ♪
大翔くんは葵を見て、ものすごくいやそうな顔をすると
「嫌だよ。オレ、寒いの嫌いだから。1人で行ってこい。」
と案の定の答え。
「えぇー!!もうすぐ暗くなっちゃうよ!?こわいよー!!」
「大丈夫、大丈夫。ダッシュで行けば早いって。頑張れ、小学生!」
葵の部屋のヒーターの前で丸まってる大翔くん。
…完全に行かない気だぁ(泣)
涙目で大翔くんを見つめる葵にお母さんか助け船を出してくれた。
「葵1人だと心配だから、大翔くんも一緒に行ってあげてくれない?」
「えぇー…まじすか?」
「ほらっ!大翔くん行くよっ!!」
「いってらっしゃーい♪」
夕暮れの道をお母さんに見送られながら外に出た。
大翔くんは、もう不機嫌度マックス。