すきすきちゅ♪
葵の部屋のベッドに腰掛けて、勝手にテレビまでつけてる大翔くん。
「…いつも思うんだけど、葵の部屋ぬいぐるみ多すぎ。まじガキっぽい。」
そう言って葵のお気に入りのぬいぐるみを投げる。
「あー!大翔くんのばか!!チャッピーを投げないでよー!!」
「名前、ダセぇ。早く勉強すんぞ。小数だったっけ?」
「あ、大翔くん!みてみて!!」
葵はランドセルの中をあさってテストを取り出した。
「じゃーん♪分数のテスト返ってきたよー!……ってあれ?」
目の前の大翔くんはすっごい冷たい目で葵を見てる。