秘密 ~生徒に恋して~


……………

(えっ?えっ、えっーー~?!)

言葉の意味を理解すると共に、私は心の中で思いっきり叫んでいて、顔から火が出そうになった。


「スカートもヤバイくらいにズリ上がってるし」

「えっ?!そこから見えるの?!」

油断していた。


「ちょっと下向きゃ見えるよ」

「ちゃんと前向いて運転しなさいっ!」

私は照れ隠しに、悠也の背中をバン!と叩いた。


「厳しいなぁ…俺だってお年頃の健全な男子だよ?」



…わかってるよ…
貴方は私にとって、どうしようもなく『男』なんだから。

だけど、そんなことは口に出して言える訳もなく…。
< 22 / 111 >

この作品をシェア

pagetop