秘密 ~生徒に恋して~
……………
(えっ?えっ、えっーー~?!)
言葉の意味を理解すると共に、私は心の中で思いっきり叫んでいて、顔から火が出そうになった。
「スカートもヤバイくらいにズリ上がってるし」
「えっ?!そこから見えるの?!」
油断していた。
「ちょっと下向きゃ見えるよ」
「ちゃんと前向いて運転しなさいっ!」
私は照れ隠しに、悠也の背中をバン!と叩いた。
「厳しいなぁ…俺だってお年頃の健全な男子だよ?」
…わかってるよ…
貴方は私にとって、どうしようもなく『男』なんだから。
だけど、そんなことは口に出して言える訳もなく…。