雨音の周波数
マスターに注文をして、佐久間さんに本題を切り出した。
「あの、昨日はありがとうございました。もう大丈夫ですから。それとお見合いの話、お受けいたします」
佐久間さんは目を見開いてこっちを見ている。当たり前の反応だろう。
たぶん私と圭吾の間に、男女としてのなにかがあったということは気が付いているはず。そして号泣。そんなときにお見合いをするなんて、やけになったと思われているかもしれない。
「わかった。日時は追って知らせるから」
「はい」
「ちょっとごめん」と言って、佐久間さんは立ち上がった。カウンターへ行き、マスターに何かを言っていた。
戻ってきた佐久間さんに「どうかしましたか?」と聞くと「ちょっとね」と返された。
仕事の話をしていると、マスターがサンドイッチをテーブルに置いた。
「こちらはテイクアウト用ですね」
小ぶりのビニール袋に入ったものを佐久間さんは受け取った。
「テイクアウト?」
「ああ。仕事を思い出したから、会社で食べながらやろうと思って」
荷物をすべて持った佐久間さんは「ごちそうさま」と言って、喫茶店を出て行ってしまった。
一人残された私は、とりあえずサンドイッチを食べ始めた。
佐久間さんが私を一人にしたのは、ちゃんと考えろという意味なのかもしれない。何事に対しても多くを語らないタイプ。きっとそういうことなのだろう。
お見合いをするというのは、私なりに考えて出した結果だ。
「あの、昨日はありがとうございました。もう大丈夫ですから。それとお見合いの話、お受けいたします」
佐久間さんは目を見開いてこっちを見ている。当たり前の反応だろう。
たぶん私と圭吾の間に、男女としてのなにかがあったということは気が付いているはず。そして号泣。そんなときにお見合いをするなんて、やけになったと思われているかもしれない。
「わかった。日時は追って知らせるから」
「はい」
「ちょっとごめん」と言って、佐久間さんは立ち上がった。カウンターへ行き、マスターに何かを言っていた。
戻ってきた佐久間さんに「どうかしましたか?」と聞くと「ちょっとね」と返された。
仕事の話をしていると、マスターがサンドイッチをテーブルに置いた。
「こちらはテイクアウト用ですね」
小ぶりのビニール袋に入ったものを佐久間さんは受け取った。
「テイクアウト?」
「ああ。仕事を思い出したから、会社で食べながらやろうと思って」
荷物をすべて持った佐久間さんは「ごちそうさま」と言って、喫茶店を出て行ってしまった。
一人残された私は、とりあえずサンドイッチを食べ始めた。
佐久間さんが私を一人にしたのは、ちゃんと考えろという意味なのかもしれない。何事に対しても多くを語らないタイプ。きっとそういうことなのだろう。
お見合いをするというのは、私なりに考えて出した結果だ。