大好きなキミ
別れ際に、一応
 
『じゃーね、高邑』
 
って言って帰ろうと思ってた。
…けど、忘れてた…。
要の家の先には高邑の家があるんだった。

その通り通んないと帰れない…。あー、今日のあたし最悪。
 
 
ちらっ、と要を見る。
と、要もあたしを見た。
 
『一人にしないよね?』
 
と言っているかの様な目。
 
 
「わかってるよ。ちゃんと送るから、ねっ?」
 
要はニコッと笑う。
本、当…、要は可愛い♪
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