桜色トライアングル
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「「終わったぁーーー!!」」
ふぅっ、とコンクリートの上に座り込む。
あれから3時間以上かかって、やっと綺麗になった。
プールの倉庫とかも片付けていたら遅くなっちゃった。
もう日は傾いて、夕日が残したオレンジの空だけが見える。
「もうちょっとしたら水が溜まるから、先に仕度しちゃおうぜ」
「そうだね」
デッキブラシや使ったホウキを集めていると、後ろからひょい、と全部持っていかれた。
「へっ?あ、昂矢くん?」
「これは俺が片すから、さくらんはコースロープやってくれる?」
「コースロープ?」
…ってなんだ、?
首を横に傾けると、え、知らないの、という顔をされた。
「あれだよ、あの青とか黄色の浮いてるやつ!」
「あ~!あれコースロープって言うんだ」