桜色トライアングル
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昼休み。
ざわつく3年の階の廊下を抜けて、B組の教室を目指す。
違う学年がいるだけで、こんなに見てくるものか?
すげー視線を感じる。
居心地の悪さを感じながら、なんとか到着。
「あの、河原田先輩いますか」
入り口にいた女子が俺の声に気づいて近づいてくる。
「蘭ちゃんならあそこ、窓のとこ」
指差す先には、そのグループの中で一人、窓枠に腰かけた派手な女子。
見た感じ、ギャルみたいな人だ。
髪はくるくるしてて、化粧…バッチリ。
そして、俺との視線もバッチリ合った。